老後に快適な家って?家づくりで意識すべきこと5つ


これから家づくりする人
老後に向けて暮らしやすい家ってどんな感じかなぁ
子育てしやすくて老後にも困らない間取り知りたいな!

と悩んでいる方向けです。

わたしは3年前にマイホームを建てて、家づくりで意識したことを記事にしています。

子育て中で老後まで30年ほど先の話になりますが、主人と年の差があること、夫婦とも趣味のスポーツで膝がすでに悪いので老後は足が不自由になると想定して考えました。

この記事で解説している内容は下記の2つです。

この記事で解説している内容は
  • 老後になっても困らない家づくりがわかる!
  • 今の住まいで老後に向けて改善すべき場所を知ることができる

この記事を読むことで、これからマイホームを建てようと計画されている方の参考に、またすでにマイホームを建てているが老後に向けてどこを改善するべきかを知ることができます。

老後の夫婦生活に必要な延床面積(夫婦2人の場合)

夫婦に必要な延床面積は、住生活基本計画における「居住面積水準」から必要な居住スペースの面積(延床面積)を知ることができます。

夫婦2人となりますと、55~75㎡ (16.6~22.7坪) 

時々子ども、孫が泊まりに来ることを想定するなら100㎡(30.2坪)

あれば困りませんね!

帰省した子ども、孫の人数にもよりますが同居していないなら客間は1つあれば十分だと考えています。

案外、LDKで雑魚寝も楽しい思い出になります。

老後に過ごしやすい間取りの条件とは?5つあります。

老後に過ごしやすい間取りの条件とは?何が考えられるでしょうか?

ざっくり、5つあります。

老後に過ごしやすい間取りの条件
  1. 段差が少ない
  2. ワンフロア (平屋建て)
  3. 家事動線がいい (家事がしやすい)
  4. 趣味を楽しめるスペース
  5. 客室がある

「段差が少ない」

段差が少ないほうがいい理由は、けが予防のためです。

段差があることにより転倒してしまう可能性が高くなります。

次の章「老後に起きやすいケガ」で詳しく説明します。

「ワンフロアがいい」

ワンフロアがいい理由はケガ予防のためです。

ケガをすることで楽しいシニアライフが台無しになっては困りますよね💧

次の章「老後に起きやすいケガ」で詳しく説明します。

「家事動線が短い」

この条件をあげたのは年齢を重ねることで毎日の家事が辛くなるからです。

例えば、洗濯について考えてみましょう。

1Fで洗濯→2Fのベランダで洗濯物を干す

よくあるパターンですが、「→」に隠された行動は「洗濯物を持って、階段を上がる」です。

さらに、2階で乾いた洗濯物をもって階段を下り、1Fのクローゼットに片付ける。この作業をわたしは老後できる自信がありません。

家事動線をいかに短くするのかがポイントです!

「趣味を楽しむスペースを作る」

子育てから解放、会社を定年で退職した後の楽しみといえば趣味ですよね!

今まで興味があったけど取り組めなかったことに挑戦するタイミングです。

夫婦間で干渉されないスペース、室内だけでなくガーデニングして過ごしたいと思うかたもいるでしょう。

「客室がある」

来客や帰省したした子ども、孫を泊める部屋としてあると便利です。

いつもきれいな部屋が1つあると助かりますね!

物置となってしまっている残念な場合もありますので物の断捨離は必須です。

老後に起きやすいケガ

老後に起きやすいケガの種類

老後の日常生活で起きやすい事故とはどんなものでしょうか?

東京消防庁」では下記のような結果が出ています。

図1-4:事故種別ごとの高齢者の救急搬送人員

平成26年からの5年間で、事故発生時の動作分類では、「その他」や「不明」を除くと、「ころぶ」事故が全体の約8割を占め、次いで「落ちる」事故が多く発生しています。

日常生活の中での「ころぶ」や「落ちる」による事故が多く発生しており、この2つの事故だけで5年間に約29万人の高齢者が医療機関に救急搬送されています。

東京消防庁

高齢者の「ころぶ」事故の発生状況

図2-7:高齢者の「ころぶ」事故の発生場所(平成30年中)
1位2位3位4位5位

事故発生場所


居室・寝室

玄関・勝手口

廊下・縁側

トイレ・洗面所

台所・調理場・ダイニング
救急搬送人員22,282人3,212人2,252人1,029人834人
表2-1:住宅等居住場所における高齢者の「ころぶ」事故の発生場所上位5つ(平成30年中)

事故の発生場所では、「住宅等居住場所」が最も多く、次に「道路・交通施設」となっています。「住宅等居住場所」の32,793人を屋内と屋外に分けてみると、屋内での発生が30,187人で9割以上を占めています。また、住宅等の屋内の発生だけで、「ころぶ」事故全体の5割以上を占めています(図2-7)。

「住宅等居住場所」で「ころぶ」事故が多く発生した場所を見てみると、「居室・寝室」が最も多く、次に「玄関・勝手口」、「廊下・縁側」となっています(表2-1)。

東京消防庁

これから家づくりする人
「ころぶ」事故は日常生活を送るうえで身近に起こることなのね…💧

高齢者の「落ちる」事故

「落ちる」事故も「ころぶ」事故と同様に住宅での発生が多いです。

発生場所としましては、

1位2位3位4位5位
事故発生場所階段ベットイス脚立・踏み台・足場エスカレーター
救急搬送人員3,349人1,075人460人400人254人
高齢者の「落ちる」事故の事故原因上位5つ(平成30年中)

これから家づくりする人
「階段」で「落ちる」事故が全体の約5割を占めている!
老後生活の階段は危険なのね💧

ケガを予防するための対策とは?

ケガを少しでも予防するためには、「動作の補助」「移動の補助」をカバーすることが求められます。

「ころぶ」段差をなくす。また行動範囲には手すりを付けることです。

寝室には布団から起きやすいように据え置きの手すり

廊下では移動の補助をするための手すり

トイレ、浴室にも今付いている手すり+α買い足す可能性があることを想定してください。


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子育て世代が老後になっても過ごせる家にするための工夫

子育て世代が老後になっても過ごせる家にするためには?

子育て世代が老後になっても過ごせる家は、手すりなどの補助器具を増やす想定をして設計することです。

部屋を車いすで移動できる所までは考えていません。

車いすを使用したことを想定していると廊下トイレ、浴室などを通常より広くとらなければなりません。

(すでに家庭で車いすを使用している方がいる場合を除いてです。)

老後に向けて建築した家の間取り

わたしが実際に建築した間取りは下記の平屋です。

ワンフロアで家事がしやすいように回遊性を取り入れています。

階段はありますがロフトなので、老後は必要最低限の使用になります。

建具の幅は車いすでは通れませんので、歩行補助器を使用することになるでしょう。

2階建てなら、1階だけで生活できるように考えます。

子育て中で老後に備えた場合の間取りになります。

家事動線がよく、将来は和室を寝室にすることで、できるだけ階段を使用しないようにする。

帰省したした子ども、孫を泊める部屋は2階にしてもらいます。

バリアフリーにする場合、なにが必要か?

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今の住まいは平屋で壁が少ない開けたLDKにしているので、床から天井に突っ張り棒タイプの手すりを採用する予定です。

壁に穴をあけずに済むところ、壁がないところでも設置できるのはとても助かります。

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つまづき防止には、建具と建具の廊下つなぎ目にフラットレールを置くことをおすすめします!

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老後に快適な家って?家づくりで意識すべきこと5つ

今回は老後に快適な家づくりで意識すべきこと5つをあげてみました。

  1. 段差が少ない
  2. ワンフロア (平屋建て)
  3. 家事動線がいい (家事がしやすい)
  4. 趣味を楽しめるスペース
  5. 客室がある

これから家づくりする方は、ケガを防止するためにも1~2の項目を検討してみてはいかがですか?

2階建てでもワンフロアで生活ができるようにしてください。

すでに家を建てている方は、老後に向けてどこに手すりを設置するか?を考える機会にしてください。

簡単な工夫で家事動線を短くすることもできます。

この記事はまた詳しく解説していく予定です。

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